常子、プロポーズされる4
星野が大阪へ行くという。
「常子さん、僕と結婚してくださいませんか。」
「け・・・・・っ・・こ・・ん?」
思いがけない星野のプロポーズに驚く
常子だった。
星野は言った。
「ずっと迷っていました。
思いを伝えるべきか。
研究者は僕の夢であり両親の願いです。
この機会を逃がしたくない。
でも常子さんと離れたくない。
常子さん、僕と大阪に行ってください。
そして、共に植物に囲まれて生活しましょう。」
常子は
「ありがとうございます。
すごくうれしいです。」
といった。
が、
「しばらく、時間をいただけないでしょうか。」
といったので、
星野は
「もちろんです」と答えた。
家では君子が美子をたたいたことを
謝っていた。
美子も「かかにご心配をおかけしまして
ごめんなさい」と謝った。
美子が怒っているのは
裁縫を祖母宅でやるのは
おこずかいやおやつのためと
常子が決めつけたことだった。
そこへ常子が帰ってきた。
ぼーっとして机の前に座った。
が、振り向いて
鞠子に新しい万年筆を
美子には新しい櫛を買ってきたと言って
渡した。
常子は特に欲しいものはないといった。
そして夕飯はいらないといった。
珍しいこともあるものだと
宗吉は言う。
常子は、仏壇の前でトトをおもった。
トトが常子に託したのは
トトの代わりになって欲しいという
ことだった。
そして星野が僕と結婚してくださいと
いったこと・・・
常子は悩んだ。
家族を取るか
星野と結婚するか。
そして翌日は熱を出して
会社を休んだ。
君子が看病した。
常子は小さく星野の名前をいった。
常子は夢を見ていた。
大阪で星野と結婚して
子供が生まれて
しあわせに暮らしている夢だった。
が、そこへ
あのときのやくざがやってきて
学費を返せという。
おまえは結婚してはいけなかった
んだ・・・と
常子にすごんだ。
翌日は熱は下がったが
まだ、ぐったりとしていた。
美子は放課後学校でのこって
マフラーをあんでいた。
早乙女がお見舞いに来た。
常子の部屋に上がって、常子の
三つの目標を書いた短冊を見た。
家族を守ること
妹たちを結婚させること
家を建てること
「りっぱだわ」と
早乙女が言う。
「でもこの時代は女が自分で稼いで
暮らしていくことができるほど
簡単ではないのよ・・」
といった。
*******************
星野と大阪へ行くか
それとも、このまま家族を見守る
か・・・
大きな人生の選択である。
そして誰にも相談できない。
自分で結論を出すしかない。
常子は、考えあぐんで熱を出して
しまった。
普通なら、もう結婚している年齢です
けどね。
星野が大阪へ行くという。
「常子さん、僕と結婚してくださいませんか。」
「け・・・・・っ・・こ・・ん?」
思いがけない星野のプロポーズに驚く
常子だった。
星野は言った。
「ずっと迷っていました。
思いを伝えるべきか。
研究者は僕の夢であり両親の願いです。
この機会を逃がしたくない。
でも常子さんと離れたくない。
常子さん、僕と大阪に行ってください。
そして、共に植物に囲まれて生活しましょう。」
常子は
「ありがとうございます。
すごくうれしいです。」
といった。
が、
「しばらく、時間をいただけないでしょうか。」
といったので、
星野は
「もちろんです」と答えた。
家では君子が美子をたたいたことを
謝っていた。
美子も「かかにご心配をおかけしまして
ごめんなさい」と謝った。
美子が怒っているのは
裁縫を祖母宅でやるのは
おこずかいやおやつのためと
常子が決めつけたことだった。
そこへ常子が帰ってきた。
ぼーっとして机の前に座った。
が、振り向いて
鞠子に新しい万年筆を
美子には新しい櫛を買ってきたと言って
渡した。
常子は特に欲しいものはないといった。
そして夕飯はいらないといった。
珍しいこともあるものだと
宗吉は言う。
常子は、仏壇の前でトトをおもった。
トトが常子に託したのは
トトの代わりになって欲しいという
ことだった。
そして星野が僕と結婚してくださいと
いったこと・・・
常子は悩んだ。
家族を取るか
星野と結婚するか。
そして翌日は熱を出して
会社を休んだ。
君子が看病した。
常子は小さく星野の名前をいった。
常子は夢を見ていた。
大阪で星野と結婚して
子供が生まれて
しあわせに暮らしている夢だった。
が、そこへ
あのときのやくざがやってきて
学費を返せという。
おまえは結婚してはいけなかった
んだ・・・と
常子にすごんだ。
翌日は熱は下がったが
まだ、ぐったりとしていた。
美子は放課後学校でのこって
マフラーをあんでいた。
早乙女がお見舞いに来た。
常子の部屋に上がって、常子の
三つの目標を書いた短冊を見た。
家族を守ること
妹たちを結婚させること
家を建てること
「りっぱだわ」と
早乙女が言う。
「でもこの時代は女が自分で稼いで
暮らしていくことができるほど
簡単ではないのよ・・」
といった。
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星野と大阪へ行くか
それとも、このまま家族を見守る
か・・・
大きな人生の選択である。
そして誰にも相談できない。
自分で結論を出すしかない。
常子は、考えあぐんで熱を出して
しまった。
普通なら、もう結婚している年齢です
けどね。
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